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鳩対策コラム

詳細記事

  • 2018/10/15
  • 鳩対策2

ご存知ですか?鳩がもたらす怖い病気

前回の【糞掃除の前の注意点】コラムでもお伝えしましたが、
鳩がもたらす病気(菌)について今回はもう少し詳しくお伝えします。





 鳩はたくさんの病原菌を保有しています! 

鳩は人間の生活空間において、とても身近に存在している鳥の一種です。
そんな鳩が様々な病原菌を持っていることをご存知ですか?

鳩の羽毛や糞は風に乗って舞い上がり、知らず知らずのうちに体内へ吸い込んでしまって感染する危険性があります。中には死亡例がある怖い病気もあります。

そんな鳩がもたらす病気についてご紹介します。


◆クリプトコッカス症

鳩の糞が原因となる感染症で、人にも動物にも感染する病気です。
クリプトコッカス症とはクリプトコッカス属に属するカビの一種(菌)で鳩の糞の中で繁殖します。その乾いた糞が空気中に浮遊しているのを吸い込んだり、糞を触った手が口に入ったことで
経口感染します。
健康な大人であれば感染しても発症することは少なく、発症しても症状に気づかず治ってしまう
こともあります。しかし、免疫力や体力が落ちた方が感染すると重症化するリスクが高くなります。
症状としては感染部位により違いがありますが、咳・胸の痛みや頭痛・かすみ目、発疹等です。
特に注意が必要なのは頭痛・かすみ目で感染が脳や脊髄の組織に広がり重症になると命を脅かす
こともあります。


◆オウム病 

オウム病という名前からオウムからの感染と思われがちですが鳩からも感染する病気です。クラミジアと呼ばれる菌を保有している鳩の糞が原因で肺炎や気管支炎を引き起こします。
病原体のクラミジアは鳥の糞の中に排出され 空気中に飛び散った糞を吸い込み感染します。
症状は軽度のインフルエンザに似たもので、頭痛、倦怠感、筋肉痛や関節痛などがあります。
これらの病気は、鳩の糞が乾いて空気中に浮遊しているものを 吸い込み感染するので、近くに鳩の糞がある場合早めに掃除することが 重要です。


◆トキソプラズマ症

寄生虫であるトキソプラズマによって引き起こされる感染症です。
もともとはネコの腸の中だけでトキソプラズマ原虫は産卵しますが、ネコの糞に汚染された餌や土にある卵を鳩が食べることで感染しその糞が原因となり人への感染につながります。
通常では症状が出ることはほとんどみられませんが、妊娠中の女性が感染すると寄生虫が胎児に
影響を与え、流産や死産等といった危険を及ぼします。
妊婦の方はネコのトイレを掃除しない、鳩の糞が多く落ちている場所は避けるといったことで感染を未然に防ぐことができます。

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